インフルエンザなにそれおいしいの?

おいしいみたいですね(笑)





先にちょっと訂正。


タミフルリレンザはウイルスの増殖を抑えるのはそうなんですが、

×:細胞への侵入を防ぐ
○:侵入したものが細胞外に出ていくのを防ぐ


でした。

失礼しました。




ちょっと、
私の脳ミソの中のウイルス増殖過程の図が
おかしくなってました。
すみません。













では、

ご質問いただいたので、

分る範囲で答えたいと思います。









『H5N1型で日本終了って聞いたけどマジ?』



ねーよw








まず、



H5N1型というのはA型インフルエンザの一種です。

て言うか、
いわゆるトリインフルエンザのことです。






インフルエンザウイルスには、

A型とB型とC型がおりまして、

一般的にみんながかかるのはA型とB型です。



で、

B型って言うのは基本的に1種類しかいないらしいんですが、


A型っていうのが理論上、軽く140種類超えるんですね。




ちなみに新型はH1N1です。



この、

HとかNとかが違うと種類が違うってことなんですが、

これなんぞやって言うと、


Hはヘマグルチニン、Nはノイラミニダーゼ

という、

インフルエンザウイルスが持っている酵素のことです。




今分ってるだけで

Hは1〜16、Nは1〜9まであって、


これを単純に掛け算するだけでも、

16×9=144通りの組み合わせがあることが分りますね。





だからワクチンなんか打ってもキリ無いんやってw







Hは細胞に侵入する際に使われ、

Nは細胞から出ていく際に使われます。

タミフルリレンザはこのNを阻害することによって、

ウイルスの増殖を抑えます。





が、


こんなんすぐ耐性化するの何となくわかるよね?






ウイルスからしたら、

薬に邪魔されへんNに変えてまえ〜

ってなるわな。





抗生物質もそうでしょ?

使っては耐性菌使っては耐性菌
で生まれたのがMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)やんか。








でまぁ、

H5N1型のトリインフルエンザにはあんまりタミフルが効かないみたいですね。


だからおんなじN1でもビミョーに変わってるんやろうね。
この辺ちょっとまだ調べが足りないので勘弁。













それでですね、


当たり前過ぎてみんな忘れてそうですが、







ウイルスっていうのは、とりあえず増えたいんです。






だ か ら 、


そんな日本人全滅するほどの猛毒になるわけないんですよ。






そらまぁ、

よぉぉぉぉぉぉぉっぽどの確率で強毒転化したら知らんでw

強毒株、一気にばら撒かれたら知らんでw





でも、

基本的にだんだん弱毒化せなおかしいの。









だってな、


自分じゃ増えられへんねやろ?


生きたヒトの細胞に入らな増えられへんねやろ?





そしたら、

宿主に死んでもらったら困るんですよ。




ある程度動き回ってもらって、

活動範囲を広げるのに貢献してもらわないと困るんですよ。












と言うことです。











最後らへんは、

自分が勉強してきたことを踏まえた自分なりの結論です。







私も全然勉強不足やし、

言葉足らずなところもあってまだまだですけどね。


今答えられるんはこれくらいかな。