哲学とアート 追記

書くって言っちゃったからな。



遅くなりましてどうも。










日があいたので一応説明すると、

18日(火)に俺が哲コレに言った話な。念のため。




まぁ平日なので、

仕事終わってからダッシュ

月曜日にサビ残して、火曜日は早退させていただきました。






俺的に哲コレ3回目。



1回目は、誘われたし行ってみた。

2回目は、1回目面白かったしもっかい行こう。


そして3回目は、

タイトル見た瞬間に、

平日?そんなのかんけーねーし行くだろJK


光の速さで予約。


すぐ予約いっぱいになったので、正解。










哲学とアート―映画『哲学への権利』をめぐって


2010年5月18日(火)


ヒルサイドライブラリー



☆ゲスト

片岡真美、杉田敦、長谷川裕子
&西山雄二







哲学とアート。


ありそうでない組み合わせ。




冒頭、

杉田さんが、アルチュセールの『関係性の美学』を例に、

哲学とアートは相互に投影しあう関係であると提言されました。




アルチュセール、名前しか知らない俺は
とりあえずメモる、しかできてないのでこれから調べます。



美術は主に物質的なものであるが、

哲学は、形而上的で、誰もが納得する価値を示すことが難しく、

だからこそ、「○×哲学」などの固有名詞が必要となってくる。


映画という形にすることで、哲学に触れやすくなり、

今回のように、

アート関係者が多いアウェーで上映し、批判を受け止めることには

意義がある、という話が出ました。





また、

哲学、アートと「お金」というテーマで


西山さんが、哲学については4パターンあるとお話しされました。


①お金は不要(計算できるものじゃないし)
②お金をもらう
③給料をはらう
④お金に換える(商品を作る)



その辺、アートはどうか?


昨今の美術館の在り方は大きく3つに分けられるそうです。


①欧米の富裕層が支える(要するにパトロン)経済的権力と密接に関わるもの。

②政府が運営する美術館。年々予算が絞られてコレクションが買えない。

③新興アジア諸国の富裕層が個人的にコレクションしているもの。
 この場合、こういった個人に官が追い付いていない状況。



そして、

この経済的な話と、アクセス権というのは結構密接な関係が有る、と。





オーディエンスの3パターン

①積極的富裕層
②マスオーディエンス
③invisibleな、水面下の存在





実は、③が一番重要だよな。


西山さんも、

「最近ネット等を見ていて、みんな意外と読んでるんだ、意外と考えてるんだ。」

と思うそうです。

この辺が、あーやっぱ大学の先生やな〜、とか

ふと思ったけどw



そうね。

俺みたいなやつでも意外と読むし読みたいと思ってるし、
やっぱりそれなりに考えてる。




そう言う、

一見文脈の無い人々との関係性の構築を実践することが重要。


他者のレスポンスを受けて自分の言葉でフィードバックするこが、

哲学やアートと世界との関係、ひととの関係を構築していく。


確か長谷川さんがおっしゃっていたと思います。




それで、

長谷川さんが、

「私今日、西山さん、すごくカッコイイと思ったの」


こうやって、映画を作って、各地で上映して、

組織からはお金をもらわないで、

個人の関係から実践していく西山さん、すごくカッコイイ、って。



それで良いじゃない、と。


入り口は何だっていいんだと。





俺もそう思う。

最初は、

「これカッケー☆」

で良いんだよ。

ミーハーで。

フィーロさんカッケー☆
→カモッラってなぁに?
→イタリアのマフィア
→ウラから世界を牛耳ってるのか・・・
→面白そーじゃねーか
→ちょっと読んでみようず
→・・・もっと勉強しないと



こうやって違う世界への道が開けていくよね、って。





そして、


昨今、

哲学には生き難い世の中ですが、
どうしたらいいですかね?


という西山さんの問いに対し、



まず何をどうしたいかじゃないの?と。


その時代時代に応じた実践があって、

まず何をどうしたいのか?


そこから、

じゃあどうすれば良いのか?

を考えるべきだ、という回答が出ました。






自分が一番印象的だったのは、


「むしろ今は、哲学にとってチャンスじゃないの?」

という長谷川さんの提言でした。



「人は答えを急いで、神を創り出した。

そこから科学が生まれ発展したけれど、

それでも分らないことがたくさんあって、

その答えを求めるために

意識は哲学に向いてきているのではないか?

今は哲学にとって優性傾向。

起死回生のチャンスではないのか?」


とおしゃいました。



言われてみると、そうかも

と思うけど、

なかなかどうしてこうサラッと言ってしまう長谷川さんに

私を含め、聴衆は魅了されていました。









あと他にも、

素晴らしいお話がたくさんあったはずなんですが、


私の頭の悪いメモと文章力では

この辺が限界かと。




もし、

参加された約50名の方でご覧になっている方がおられましたら

突っ込んでください。


ちゃんと答えられないかも知れませんが。





西山さんがブログに報告をまとめておられるので、
気になる人はこちらで補完してください。







というわけで、

本編に関してはこんな感じでご勘弁願いたいです。









でまぁ、


当日は、


迷子、余裕でした。




代官山なんて初上陸だゼ。

オサレな街ですな。

テンション上がりました。


迷子だけど。


諦めて友達に連絡して迎えに来てもらいました。




会場がな、



これまたハイセンスな場所でさ。



ヒルサイドライブラリー、という

普段は図書館として利用されている場所なんですが、


まぁ名前の通り、セレブな図書館です。



一般人は入れないんだゼwww

代官山のセレブな会員様ご用達ということです。




壁も机も電気スタンドも真っ白で、

入った瞬間、浮遊しているような感覚でした。




「○○が選ぶ10冊」というコーナーがあって、

著名な方々が選んだ、10冊が並べてあって、

その棚の下に選者の名前が掲示してありました。


貸し出しも行っているそうで、

普段は手に入りにくい貴重な本もたくさんあるそうです。

会員限定だけど。



というのを、

ヒルサイドライブラリーで働いておられるおねーさんと

二次会でお話しした時に聞きました。



もうちょっと家から近かったら会員になりたいゼw








平日だし、

そうそう知り合いは居ないだろうと思ったら、

身内が3人も居ました。

ヤツら「お手伝い特別枠」で入りやがってムカついたwww

俺、ちゃんと予約したのにwww



「ねぇさん仕事っすか?よう来ますねぇ・・・」


まぁな。

今回は本当に行きたかったんだよ。



これで俺も、

立派に「西山ファンクラブ会員」だなw





しかし、長谷川さんバリおもろかったわwww

すごい人やって何も知らんかったらフツーのおばちゃんやのにwww

あんなおもろいなんて反則www





いやでも本当に、

すごく貴重な場に居合わせることができて良かったなと思います。





5月は全然だったけど、

6月はたくさん美術館行けると良いな。